ヘリクリサムの花と精油瓶、ひざの傷にそっと触れる手元の応急ケアシーン

打撲・青あざ・心の奥に。

何度も救われた精油「ヘリクリサム」との出会い

精油は、私にとって「お薬箱」のような存在です。
中でも「ヘリクリサム」という精油には、何度となく助けられてきました。

この記事では、私自身の体験を交えながら、
打撲や青あざ、そして心の深い傷にまで寄り添ってくれる
この精油の魅力をお伝えします。

「ヘリクリサムって何?」という方へ

ヘリクリサムは、キク科の多年草で、
別名「イモーテル(=不死の花)」とも呼ばれる植物。

精油としては再生・修復・止血・抗炎症といった働きがあり、
特に打撲や内出血のケアに使われることが多い精油です。

さらに、ナード・アロマテラピー協会では、
心のトラウマや深いわだかまりにも働きかける」と紹介されています。

精油箱の中で、いちばんに手が伸びる存在

ある朝、クッションカバーを押し込もうとした瞬間に小指を強打。
机の角に思いっきりぶつけて、涙が出そうな痛みでした。

すぐに「精油のお薬箱」からヘリクリサムを取り出し、
患部に一滴。そっと塗り込みます。

その日の夜には痛みも腫れもほとんど忘れているほど。
これが私の中で、何度目かの「ヘリクリサムすごい…」の瞬間でした。

忘れられない“尾てい骨事件”も

ある日は海の岩場で足を滑らせ、
洋服を着たまま尾てい骨を強打。星が散るような痛みでした。

そのときは出先でヘリクリサムを持っておらず、
ペパーミントとラベンダー・アングスティフォリアで応急処置。
帰宅後にすぐヘリクリサムを塗ったところ、
「病院かも」と思っていた痛みが、3日ほどでほぼ引いてしまったのです。

生徒さんにも、こんなエピソードがありました

アロマの講座に来られた生徒さんが、
レッスンの前に車のシャッターで頭をぶつけてしまい、氷で冷やしながら来室。

ちょうどその日、レッスンで取り上げていたのが「ヘリクリサム」。
学んだその日に使ったところ、次回にはすっかり回復されていて、
「本当に学んでいて良かった」と喜んでくださいました。

香りは独特。でも、しみ込むような深さがある

ヘリクリサムは、単品で嗅ぐとややクセのある香りです。
華やかさや甘さはあまりなく、スッと落ち着くような、
静かに染み入ってくる深さがあります。

だからこそ、心の奥にある“固まり”にも届くような気がするのです。

実は歴史ある“再生の象徴”

NHK大河ドラマ『青天を衝け』では、
ナポレオン3世がヘリクリサムを徳川昭武に贈るシーンが登場しました。

それが史実かどうかはわかりませんが、
「再生」「不死」「希望」の象徴としての香りとして、
現代でも多くの芳香療法士に大切にされています。

お薬箱に1本、ヘリクリサムを

私にとって、ヘリクリサムは
「精油としての実力」と「香りの奥深さ」を兼ね備えた特別な存在です。

  • 小さな打撲や青あざに

  • 忙しい日々の中の静かな癒しに

  • 誰にも言えない心の傷にそっと寄り添うケアに

もし、まだ出会っていない方がいたら、
“お薬箱に入れておきたい精油”として、ぜひ一度香ってみてください。

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