
メディカルアロマって何?
「メディカル」は“医療の・医学の”、
「アロマ」は“芳香”、
「テラピー」は“療法”という意味です。
つまり メディカルアロマ=医療的な視点で精油を活用するアロマテラピー のこと。
私が学び始めた1999年頃と比べると認知度は高まりましたが、
まだアロマテラピーとは「香りでリラックスするもの」という印象が強い方も多いかもしれません。
しかし、品質の確かな精油であれば、植物の成分的働きを活用した“自然療法”として使うことができます。
これがメディカルアロマです。
【参考記事】
▶安全・品質の確かな精油を選ぶための10の確認事項
メディカルアロマはどうやって使うの?

日常の不調に合わせた使い方
精油を植物油に希釈して、不調のある部位に塗布するのが基本です。
濃度は部位・状態・精油の種類によって調整します。
例1)風邪の引き始め
喉に違和感を感じたら
ユーカリ・ラディアタ(去痰作用)を植物油5mlに5滴混ぜてのどに塗布。
【参考記事】
▶メディカルアロマ講座でお伝えするウイルス撃退法
▶メディカルアロマで風邪・インフルエンザ予防
例2)あざの予防
閉まりかけのドアに慌てて、激突してあざができそうな時に
ヘリクリサムを1滴 患部へ。
まるで家庭の“小さな救急箱”。
家族のケアにも、仕事へのプラスにも活かせます。
新薬とメディカルアロマの関係
昔は薬草、今は分析データに基づく精油
新薬が普及する以前、人々は薬草を使って不調を整えていました。
精油は植物の芳香成分(薬効成分)を抽出したもの。
つまり 植物を医療的に使うのは昔から自然に行われてきたこと。
現代では化学分析により成分が明らかになり、
精油の働きがデータに基づいて説明できるようになりました。
医療現場でのメディカルアロマ
海外と日本のちがい
アロマテラピー発祥のフランスやベルギーでは、精油は医療として使用されます。
日本では雑貨・化粧品扱いですが、一部の病院では補助療法として活用されています。
風ら花の卒業生による医療現場での活用例
- 整形外科看護師:痛みと心のケア
- 訪問看護師:在宅ケアでのリラックスサポート
- 終末医療:心身の苦痛の軽減
- 皮膚科医:アンチエイジングケア
- 薬剤師:大量処方への疑問から自然療法を学ぶために受講
導入には医師の理解が必要ですが、安全性を重視しながら活用されています。
まとめ
メディカルアロマは副作用が比較的少なく、
自然治癒力を引き出して健康な状態へ戻ろうとする力を助ける自然療法 です。
- できるだけ薬に頼りすぎず自然な方法で整えたい
- 家族のために自然なケアを学びたい
- 医療現場で心身のケアに活かしたい
こうした思いを持つ方が年々増えており、患者さんの思いにこたえようとする医療機関の方々にも注目されている代替療法のアロマテラピーがメディカルアロマです。
風ら花では、初心者から医療従事者の方まで、
日常にも現場にも安心して活かせるメディカルアロマを丁寧にお伝えしています。




