
最初のステップは「ねぎらい」と「肯定」から
鏡を見るたびにため息が出てしまう日が続いていませんか。
40代・50代のお肌を20代に戻すことは難しいかもしれませんが、老化の原因を知って適切にケアをすれば、急な下り坂をゆるやかな下降に変えることは十分可能です。
まずは、お肌に向かって否定的な言葉を投げかける習慣をやめましょう。
細胞はすべて生きている存在です。
毎日「ダメ」「ひどい」と言われ続けたら、元気をなくしてしまいます。
長年、外気にさらされ、あなたを守ってきたお肌に「ここまでよく頑張ったね」と声をかけるような気持ちで触れてあげることが大切です。
風ら花のフェイシャルトリートメントでも、否定の気持ちを向けて施術することはありません。
「今日までお疲れさま」という気持ちで触れたとき、お肌はふわっと柔らかくなり、細胞が輝くように感じられます。
テクニックと同じくらい、お肌と向き合う“あり方”はとても重要です。
その上で、ご自身に合ったスキンケアを行っていきましょう。
アラフィフのお肌悩みベスト5と原因
30〜50代に多いお悩みは次の5つです。
- しみ
- しわ
- ハリ・弾力低下
- くすみ
- 毛穴の開き
これらを引き起こす主な原因は、次の3つとされています。
- 酸化(からだのサビ)
- 糖化(からだのコゲ)
- カルボニル化(黄色くくすむ現象)
どれか1つだけをケアしても十分ではなく、3つすべてに同時にアプローチすることが大切です。
しわ・たるみを招く「酸化」と対策
酸化とは、体内で活性酸素が増えすぎてしまう現象です。
本来、活性酸素は免疫の働きを助けるものですが、増えすぎるとコラーゲンやエラスチンを傷つけ、しわやたるみを招きます。
活性酸素が増える主な原因
- ストレス
- 紫外線
- タバコ
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
対策
- ストレスを溜めすぎない(精油の芳香浴は手軽でおすすめ)
- 過度な紫外線を避ける
- 禁煙
- バランスのとれた食事
- 深い睡眠(できれば日付が変わる前に)
弾力低下・くすみにつながる「糖化」と対策
糖化とは、体内に余った糖とたんぱく質が結びつき、お肌にダメージを与える現象です。
コラーゲンを劣化させ、ハリ不足や黄ぐすみにつながります。
対策
- 血糖値を急上昇させる食品を控える
- 軽い運動を習慣にする(散歩・ストレッチで十分)
- 精油で代謝をサポートする
- オレンジ・スィート
- ジュニパー
- フランキンセンス
植物油10mlに精油2滴で1%濃度。
まずは低濃度から始め、足などの塗布だけでも効果があります。
黄ぐすみを招く「カルボニル化」と対策
紫外線で酸化した脂質がたんぱく質と結びつき、コラーゲンを黄色く変性させる現象をカルボニル化といいます。
以前は糖化が原因とされていましたが、現在はカルボニル化の影響が大きいとされています。
対策
- 揚げ物・スナック菓子を食べすぎない
- 古い油は使わない
- 良質な油を選ぶ(米油・オリーブ油・アマニ油など)
- 紫外線対策を一年中続ける
外側からのケア:化粧品選びが重要
内側からのケアだけでは変化がゆっくり、外側からだけでは元に戻りやすいもの。
両方からアプローチすることが老化予防の基本です。
化粧品は
酸化・糖化・カルボニル化に同時に対応できるものを選ぶのがおすすめです。
植物療法に基づく化粧品「バイオラブ」は、植物の相性を考えた配合で、この3つに同時にアプローチできる処方になっています。
風ら花でもトリートメントに使用していますので、ご興味がございましたら、体験してみてくださいませ。
ホームケアで意識したいポイント
- ミルクタイプのクレンジングで皮脂を残しながら汚れを落とす
- 角質が厚くなっているときは優しいゴマージュを行う
- 化粧水たっぷり、クリームも忘れずに
- 古い化粧品は使わない(酸化の恐れ)
- 適量を正しく使う
まとめ
- お肌への否定を手放し、まずはねぎらう
- 老化の3要因「酸化・糖化・カルボニル化」を同時にケア
- 内側(食事・睡眠・運動)と外側(紫外線予防・化粧品選び)の両方からのアプローチが必要
- 今日できることを1つ始めるだけで、数年後のお肌は確実に変わる
一緒に、ゆるやかで美しい年の重ね方をしていきましょうね。


