アロマテラピーとは?初心者向けに基本をわかりやすく解説


精油とビーカーを使ってアロマクラフトを作る手元の様子|横浜市青葉区あざみ野のメディカルアロマスクール風ら花

アロマテラピーとは

「アロマテラピー」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、実際の日常生活で上手に使いこなしている方はまだ多くありません。

アロマテラピーは、健康・美容・こころのケアに自然の力を活かすことができる、とても実践的な植物療法です。

ぜひ、精油を暮らしに取り入れながら、健康づくり・美肌づくり・心身の調律に役立てていただければと思います。

この記事では、風ら花のアロマアドバイザー講座の最初の一歩としてお伝えしている「アロマテラピーとは?」について、やさしくまとめてご紹介いたします。

アロマテラピーという言葉の意味

Aroma(アロマ)=芳香
Therapy(セラピー、テラピー)=療法

この2つを組み合わせて、1927年にフランスの化学者ルネ=モーリス・ガットフォセが生み出した造語が「アロマテラピー(芳香療法)」です。

精油(エッセンシャルオイル)は、芳香植物から香りの成分だけを抽出したもの。

この香りの成分には、健康や美容の維持に役立つ多くの働きがあります。

ナードアロマテラピー協会による定義

風ら花が認定校になっている「ナードアロマテラピー協会」では、アロマテラピーを次のように定義しています。

植物精油や植物油、ハーブウォーターを用いた健康管理法および療法。

アロマテラピーでは「精油」だけでなく、「ハーブウォーター」「植物油」も大切なアイテムとして使用します。

アロマテラピーとアロマセラピーの違い

  • アロマテラピー → フランス語読み(フランス式)
  • アロマセラピー → 英語読み(イギリス式)

フランス式(メディカルアロマ)

  • 成分を学び、根拠に基づいた使い方を重視
  • 健康管理や家庭のケアとして取り入れられてきた

イギリス式(リラクゼーション)

  • 香りの心地よさを重視(リラクゼーション)
  • スパや美容の現場で発展

日本では両方の使い方を学べますが、風ら花では成分の根拠を大切にする「フランス式」を軸に、リラクゼーションの要素も取り入れて学んでいただけます。

どちらのアロマが合っている?

ラベンダー・アングスティフォリアを例に考えてみてください。

① 香りの心地よさや目的別の使い方を中心に学びたい方

→ イギリス式と相性が良い傾向があります

② 精油の成分や根拠を深く理解しながら学びたい方

→ フランス式(NARD JAPANなど)と相性が良い傾向があります

日本でアロマを使うときの注意点

日本ではアロマテラピーは医療として認められておらず、代替療法という位置づけです。

そのため、治療目的で他者に提供することはできません。

精油は法律上「雑貨」「化粧品」「食品添加物」などの扱いで、医薬品ではありません。

正しい使い方を学び、家庭でのセルフケアやアドバイスとして活用する範囲で取り入れていきます。

アロマテラピーはどんな方に役立つ?

  • 薬が体に合いにくい、できれば自然な方法を試したい
  • 敏感体質
  • 軽い不調を日常的にケアしたい
  • 自然療法に興味がある
  • 植物が好き
  • 年齢を重ねるほど健康にこだわりたい
  • 自分の健康を自分で守りたい

私自身、アロマに出会った1999年以前はたくさんあった薬箱の中身も、
今ではバンドエイドと、漢方の胃薬だけになりました。

日常のちょっとした不調に対して、まずは精油でケアしてみるという習慣が自然に身につき、その積み重ねが、私自身の“心地よい健康の在り方”につながっているのだと思います。

もちろん、医療のお薬の必要性を否定するものではありません。

ただ、植物の力を日々のセルフケアに取り入れることで、「自分で自分を整えられる」という確かな安心感が増えていきました。

もしあなたが、植物の力を心や身体の健やかさに役立ててみたいと思われるなら、アロマテラピーの知識はきっと大きな助けになるはずです。

アロマテラピーは何に使える?

ここでは、私自身が1999年から具体的に何に役立ててきたかの体験例をご紹介いたします。

あくまでも“私の場合”であることをご理解いただけましたら幸いです。

1. 身体のケア

  • 消化不良
  • 口内炎
  • 打撲
  • 筋肉痛
  • 肩こり
  • 風邪予防
  • やけど
  • 虫刺され
  • ケガの応急ケア
  • 更年期の不調

2. 心のケア

  • 緊張
  • 不安
  • ショック
  • 眠れない
  • イライラ

3. スキンケア

  • 日焼けケア
  • ハリ・弾力アップ
  • ニキビ
  • くすみ

4. エネルギーバランス

  • 地に足がつかない感覚(ふわふわ感)
  • 強い疲労感
  • 気分が落ち着かない
  • 考えすぎてしまうとき

5. ハウスケア

  • 掃除
  • カビ予防
  • 虫除け
  • 消臭

アロマテラピーの使い方

1. 香りをかぐ(芳香浴)

本能の脳へダイレクトに働きかけ、心身のバランスを整える基本の方法です。

2. 植物油に希釈して皮膚に塗る(トリートメント)

肩こり・むくみ・筋肉疲労・スキンケアに。

3. 蒸気を吸う(吸入)

呼吸器ケアや風邪予防に役立ちます。

状況によって使い分けたり、組み合わせたりできる柔軟さが魅力です。

アロマテラピーに対する風ら花の思い

アロマテラピーの一番の魅力は、「気持ちよく続けられる」ことだと思っています。

痛みや苦しさがなく、心地よいからこそ習慣になり、結果につながります。

植物が、まるで見えないお守りのように寄り添ってくれる。
私は、植物と人をつなぐ存在でありたいと思っています。

あなたのそばにも、植物を。

そして、日々の暮らしがより健やかで、より豊かなものになりますように。


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