
頭痛薬をできるだけ飲みたくないあなたへ
先日いらしてくださったお客様から、「最近、頭痛で鎮痛剤を飲むことが増えてしまった。でも本当はあまり飲みたくない」というご相談がありました。
普段、私が頭痛緩和のために行っている方法をお伝えしたところ、1か月後に「お薬を飲まずにすんでいます!」と嬉しいご報告を頂きました。
同じお悩みを抱える方のお役に立てるよう、内容をまとめてご紹介いたします。
頭痛の原因を医療機関で相談することが大切
今回ご紹介するケア方法は 緊張性頭痛 に向けたアプローチです。
肩・首・頭部まわりの筋肉が緊張し、血流が低下することで起こるタイプの頭痛に有効とされています。
頭痛の原因は本当にさまざまです。
安易な自己判断はせず、まずは医療機関で相談し、必要に応じて検査を受けてください。
そのうえで、日常のケアとしてアロマテラピーを取り入れていただければと思います。
緊張性頭痛への精油ブレンド
今回ご提案した精油ブレンド
- ラベンダー・アングスティフォリア 4滴
- ペパーミント 2滴
- 植物油 10ml
ラベンダー・アングスティフォリアは筋緊張をゆるめリラックスを促し
ペパーミントは清涼感が痛みの緩和に役立ちます。
使い方
数滴を手にとり、首・肩・こめかみなど、張りを感じる部分に塗布します。
使用時の注意点
- 目に入らないようご注意ください。
- ペパーミントは神経毒性があるため、乳幼児・妊娠中/授乳中・てんかん・神経系が弱い方は使用不可。
- 敏感肌の方はパッチテストを行ってください。
その他のおすすめ精油
レモングラス
抗炎症・鎮痛作用。
バジル
鎮痙攣・抗炎症・鎮痛作用。
オレンジ・スィート
鬱滞除去。気分の滞りがある時にも。
精油以外の頭痛ケア
① 温める
目の周りや首の後ろを温めると、筋肉がゆるみ頭痛が軽くなります。
タオルを濡らしてラップに包み、レンジで1〜2分加熱。
適温になったら目元や後頭部にのせて休みます。
※やけどにご注意ください。
② ゆっくりと深呼吸する
10分ほど、意識して深くゆっくり呼吸するだけで緊張がゆるみ、リラックス効果が高まります。
無理をしないために知っておいてほしいこと
自然なケアで対処できることは理想的ですが、痛みが強いときに無理に我慢し続けるのはかえって心身に負担となります。
- 生活に支障が出るほどの痛み
- いつもと違う頭痛
- 数日続く痛み
こうした場合は、医療機関での受診をおすすめします。
西洋医学とアロマテラピー、どちらも必要に応じてバランスよく取り入れることが大切です。





