シナモン・カッシア精油の効能と使い方|強力な抗感染作用と身体を温めるスパイスの力


シナモン・カッシア(Cinnamomum cassia)の葉の写真

横浜アロマスクール【風ら花】がお届けする、精油の深い魅力に迫るシリーズ。

今回は、強力な抗感染作用をもつスパイスの精油「シナモン・カッシア」に焦点を当ててご紹介します。

甘くスパイシーで温かみのある香りが特徴で、身体を内側から温め、感染症対策や活力を与える精油として古くから重宝されてきました。

非常にパワフルな精油であるため、正しい知識と使い方を理解することが大切です。
この記事では、シナモン・カッシア精油の効果や使い方、注意点まで詳しくご紹介します。

精油プロフィール

学名:Cinnamomum cassia
科名:クスノキ科
抽出部位:葉付きの小枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:中国、ベトナムなど

植物としての特徴

シナモン・カッシアは、クスノキ科に属する常緑高木で、高さ10メートル以上に成長します。
枝葉には強い芳香成分が含まれ、古くから香辛料や薬用植物として利用されてきました。

一般にスパイスとして流通しているカシアシナモンには、シナモン・カッシアが使われています。

歴史や文化背景

シナモンには、シナモン・カッシアのほかに、シナモン・セイロン(真シナモン)という種類があります。

古くから香辛料として用いられてきたのはシナモン・セイロンで、「真シナモン」とも呼ばれ、上質で高価なスパイスとして扱われてきました。
古代エジプトやヨーロッパでは、香料や薬として非常に貴重な存在で、王侯貴族の間で用いられていた歴史があります。

一方、シナモン・カッシアは中国やベトナムを中心に広く栽培され、比較的安定して大量に生産できることから、現在市場に流通している「シナモン」の多くはカッシア種であるといわれています。

スパイスとしてはどちらも「シナモン」と呼ばれますが、植物としては別種であり、歴史的な位置づけや価値にも違いがあります。
シナモン・セイロンは希少性と品質の高さから高級品として扱われ、シナモン・カッシアは日常的に使われる実用的なシナモンとして普及してきました。

また、シナモン・セイロンは抽出部位によって精油の成分構成が異なります。

樹皮から抽出された精油は、シナモン・カッシアと同様に「桂皮アルデヒド(ケイ皮アルデヒド)」を多く含みますが、葉から抽出された精油は「クローブ」や「オレガノ」と同じフェノール類を主成分とするため、香りや作用が大きく異なります。

香りの特徴

甘くスパイシーで刺激的な香り。
温かさと力強さを感じさせる香りで、心に活力と集中力をもたらします。

寒さで元気が出ないときや、気分が沈みがちなときに、内側からエネルギーが湧き上がるような感覚を与えてくれる香りです。

芳香成分類と主な作用(多い順)

  • 芳香族アルデヒド類(桂皮アルデヒド)
    強力な抗菌・抗ウイルス作用、免疫刺激作用、加温作用、催淫作用
  • ラクトン類(クマリン類)
    血液流動促進作用

これらの成分によって、感染症予防や身体を温める働きが非常に高い精油です。
また、セクシャルな気分を促す働き(催淫作用)もあります。

一方で、皮膚刺激性も強いため、使用には十分な注意が必要です。

シナモン・カッシア精油の禁忌・注意事項

  • 皮膚刺激が非常に強いため、原液使用は厳禁
  • 必ず低濃度で希釈して使用する
  • 妊娠中・授乳中の方は使用を避ける
  • 小児への使用は避ける
  • 皮膚が弱い方は使用しない
  • 長期連用は避ける

NARDアロマスクール認定校の講師からのコメント

風ら花のレッスンでは、作用が強力で香りも特徴的なため、好みが分かれる精油のひとつです。

また、ミドルノートで比較的香りの持続時間も長く、トリートメントに使用すると洗濯してもリネン類に香りが残ってしまうため、使用頻度は低めの精油です。

さらに、ゴキブリが好む香りでもあるため、夏場は特に使用を控えています。

ただ、シナモン(桂皮)は漢方の女性向け処方にも用いられ、血液循環を促す働きがあります。
こうした特性は、精油としても女性の健康や美容をサポートする力として活かされています。

実際に、お腹を壊して下痢が止まらなかった際に腹部に使用したところ症状が治まった経験がありますが、周囲には香りが強く広がっていたため、やはり注意が必要だと感じました。

また、お香づくりに使用した際には、とても落ち着く良い香りに仕上がりました。

シナモン・カッシア精油の使い方

シナモン・カッシア精油は、感染症予防や冷え性対策のブレンドオイルとして活用できます。
また、夫婦関係を深めたいときなど、香りの好みが合えばブレンドに取り入れてみる価値のある精油です。

風ら花おすすめ処方

感染性の下痢緩和のブレンド(1回分)

  • シナモン・カッシア 1滴
  • オレンジ・スィート 3滴
  • ホホバ油 5ml

【作り方】

  1. 精油をビーカーに必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.にホホバ油を入れて混ぜます。
  3. 2をそのままビーカーからを手に取り、使用してください。

【使用方法】

腹部に塗布してください。

冷え対策トリートメントオイル

  • シナモン・カッシア 1滴
  • ジンジャー 1滴
  • マンダリン 3滴
  • ホホバ油 10ml

【作り方】

  1. ビーカーに精油を必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.にホホバオイルを入れて混ぜます。
  3. 2.を10ml遮光瓶に入れます。

【使い方】

足裏に適量、塗布してください。

まとめ

シナモン・カッシア精油は、非常に強い抗感染作用と身体を温める力、そして催淫作用をもつスパイス系精油です。

一方で、ゴキブリが好む香りでもあります。

ゴキブリが苦手とする香りには「クローブ」があります。

また、皮膚刺激が強いため、使用には十分な注意が必要な精油です。

正しい知識のもとで安全に使用することで、健康管理に役立つ心強い精油となるでしょう。

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