
きんかん初収穫が教えてくれたこと
去年、苗を買って、今年の夏には優しい甘い香りの花を咲かせてくれたきんかん。
ずっとずっと見守り続けてきたきんかんを、新月だった昨日、ついに初収穫しました。
育ったのも、収穫できたのも一つだけ。
だからこそ、なんとも言えない愛おしさがあります。

半分に切ってみると、立派に瑞々しいきんかん。
殺虫剤などは一切使わず、お水と太陽、そして私の熱い視線だけで育った、安全で安心な一粒です。

貴重な一つなので、皮までまるごと味わえるよう、はちみつ漬けにしました。
なんちゃってダイナミック農法(月の動きにのっとった農法)のおかげなのか、私の熱視線の効果なのか、とてもエネルギーが高く、おいしく感じられます。
「見守る時間」そのものが幸せ
小さなつぼみから実になるまで
初めてつぼみを見つけた時も、清楚で美しい花を咲かせた時も、豆粒のような小さな実になった時も、その一瞬一瞬がとても嬉しくてたまりませんでした。
今の私は、娘が結婚するときの母親のような気持ちかもしれません。
大切に大切に育てて、最高の実を結んだその瞬間を、じっくり味わうような感覚です。
お客様のトリートメントをさせていただく時も、それぞれの美しさがふっと開花した瞬間、同じような気持ちになります。
人も植物も、「時間をかけて見守ること」そのものが、実はとても大きな幸せなのだと思います。
日常に幸せはそこかしこにある
幸せに気づく感性を育てる
日常の中には、本当は幸せがそこかしこにあるのだと思います。
あるかどうかではなく、「それに気づける感性を育てているかどうか」。
よかったら、一緒にその感性を育てていきましょう。
意識するだけで、見える景色は変わっていきます。
幸せは「ある」という前提で、その枠で世界を見てみないと、なかなか見つかりません。
当たり前だと思っていることが、当たり前に持っているものが、当たり前にできることが、他の人から見れば全然当たり前ではない、ということがたくさんあります。
それに気づけたとき、私たちの人生はぐっと幸せで満たされていきます。
焦点をどこに当てるかで、人生は変わる
無いものではなく「すでにあるもの」へ
どういう前提で生きるのか。
どういう枠で物事を見るのか。
それによって、心の焦点が当たる場所が変わり、結果として人生の感じ方も大きく変わります。
たった一割の「持っていないもの」「足りないところ」ばかりを探して、悔やんだり、悲しんだりしてばかりでは、せっかくの人生の時間がもったいないですよね。
自分を嬉しい気持ちにさせてあげること。
自分を喜ばせてあげること。
それは決してわがままではなく、自分を大切にする大事な習慣だと思います。
あなたの中の幸せに光を当ててみる
さて、あなたは今日はどんな幸せを見つけられましたか。
きんかん一粒からでも、空の色からでも、誰かの笑顔からでも、幸せの種は無限にあります。
あなたは幸せになるために生まれてきたのですから。
どうぞ、すでにある幸せに気づく感性を、少しずつ育ててあげてくださいね。





