レモングラス精油の効能と使い方|肩こり・腰痛・蚊よけに役立つ精油


レモングラスの葉が茂る様子|イネ科の精油植物

横浜アロマスクール【風ら花】がお届けする精油辞典シリーズ。

今回は、身体のこわばりやだるさをほぐしながら、清々しいレモンの香りで気分までリフレッシュさせてくれるレモングラス精油をご紹介いたします。

肩がこる。

腰が重い。

身体が疲れているのに、なかなかほぐれない。

そんな状態を抱えながらの毎日は辛くないですか?

心や身体からのSOSちゃんと聞いてあげてください。

肩こり、腰痛などで、辛い、そんなときはレモングラス精油の出番です。

爽やかなレモンに似た香りの中に、どこかイネ科らしい青草っぽさが混じり合う、個性的でありながら親しみやすい香り。

テルペン系アルデヒド類を豊富に含み、優れた抗炎症作用で肩こりや筋肉のこわばりをやわらげてくれます。

また、蚊よけとしても活躍する一本です。

この記事ではそんなレモングラスの魅力を詳しくお伝えいたします。

精油プロフィール

  • 学名:Cymbopogon citratus
  • 科名:イネ科
  • 抽出部位:全草
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主な産地:インド、中国、ジャワなど

植物としての特徴

レモングラスはイネ科の多年草で、熱帯・亜熱帯地域を原産とする植物です。

細長い葉が束になって生え、草丈は1〜2メートルほどになる大型のハーブです。

葉を手でこすると、レモンに似た爽やかな香りが立ち上がるのが特徴で、この香り成分が精油の主成分でもあります。

乾燥や高温にも強く、生命力旺盛な植物として知られています

歴史や文化背景

レモングラスは古くからインドや東南アジアで、料理・医療・宗教的な用途に幅広く活用されてきました。

アーユルヴェーダでは、解熱や消化促進、感染症のケアに用いられてきた歴史を持ちます。

タイや東南アジアの料理では「レモングラス」として食材に使われており、トムヤムクンなどのスープに欠かせないハーブとしても親しまれています。

香水や化粧品の原料としても古くから利用され、現代では精油としてアロマテラピーでも広く使われるようになりました。

香りの特徴

レモンを思わせる爽やかでフレッシュな香りの中に、イネ科らしい青草っぽいグリーン感が混じり合う個性的な香りです。

同じテルペン系アルデヒド類を主成分とするユーカリ・レモンやリトセアと芳香成分が共通しており、香りの方向性も似ています。

ただし、イネ科特有の青草っぽさがあるため、「稲っぽい」「少し癖がある」と感じる方もいらっしゃいます。一方で、この香りをむしろ好まれる方も多く、香りの印象は個人差があります。

シトラス系のすっきりした香りがご希望の方に、レモンの代わりとしてご提案することも多い精油です。レモン精油は光毒性があるため日中の使用に制限がありますが、レモングラスにはその心配がありません。

芳香成分類と主な作用

テルペン系アルデヒド類(シトラール=ゲラニアール+ネラールなど)

  • 抗炎症作用
  • 鎮痛作用
  • 抗真菌作用
  • 昆虫忌避作用(蚊よけ)など

レモングラス精油の禁忌・注意事項

テルペン系アルデヒド類を多く含むため、皮膚刺激が強い精油です。肌への使用には必ず植物油などで十分に希釈してから使用してください。希釈なしでの原液使用は避けてください。

敏感肌の方は事前にパッチテストを行うことをおすすめします。

また、妊婦・乳幼児への使用は避けてください。

NARDアロマスクール認定校の講師からのコメント

施術の現場では、肩・腰・筋肉のお疲れのお客さまがとても多くいらっしゃいます。

私がまず、候補の1つとして考えるのが抗炎症作用に優れているテルペン系アルデヒド類が主成分のユーカリ・レモン・リトセア・レモングラスです。

芳香成分類は同じなので働きは似てますが、レモングラス・リトセアとユーカリ・レモンでは芳香分子が異なるためそれぞれの香りに個性があります。

まずお客さまには3種の香りをかいでいただき、お好みの香りを選んでいただくことをおすすめしています。

また、蚊よけとしての働きもあるので、夏のシーズンには蚊よけスプレーとしても活躍します。

そして、香りのお好みとして、シトラス系の爽やかな香りをご希望の方には、レモン精油の代わりとしてご提案することも多い精油です。

レモン精油は光毒性があるため日中の使用が難しいですが、レモングラスはその心配がないので、使い勝手の良さでも重宝しています。

この記事を書いた人

風ら花主宰 メディカルアロマ講師 石坂桂子

風ら花おすすめレシピ

肩こりケアトリートメントオイル(1回分)

  • レモングラス 1滴
  • ジュニパー 1滴
  • ヘリクリサム 1滴
  • ホホバ油 10ml

※ヘリクリサムはケトン類を含むため、神経毒性があります。
妊娠中・授乳中の方、小さなお子様、神経系の疾患の方の使用はお控えください。

【作り方】

  1. ビーカーに精油を必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.にホホバオイルを入れて混ぜます。

【使い方】

肩・首・腰など気になる部分に適量を取り、やさしくなじませてください。

蚊よけアロマスプレー

  • レモングラス 3滴
  • ユーカリ・レモン 2滴
  • ゼラニウム・エジプト 2滴
  • 乳化剤 数滴
  • 精製水 20ml

【作り方】

  1. 精油をビーカーに必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.に乳化剤を入れて混ぜます。
  3. 2.に精製水を入れて混ぜます。
  4. 20mlのスプレー瓶に入れてよく振って使います。

【使い方】

よく振ってから、刺されたくない部分のお肌(お顔以外)に直接、または身体から少し離してスプレーし、香りをふんわり身にまとってください。

蚊が苦手な香り成分ですので、香りが維持できているうちは蚊が寄ってきにくくなります。

香りが無くなったら、またスプレーしてください。

ただし、皮膚刺激がありますので、お肌の状態を見ながら、バランスを調整してください。

まとめ

レモングラス精油は、肩こりや筋肉のケアから、蚊よけスプレーまで、日常の幅広いシーンで活躍してくれる精油です。

ユーカリ・レモン・リトセアと主成分がテルペン系アルデヒド類なので抗炎症作用の共通する作用があるため、香りの好みで選べるのも嬉しいポイント。

シトラス系の爽やかな香りが好きな方、光毒性を気にせず日中も使いたい方にも、取り入れていただきやすい一本です。

ただし、皮膚刺激がありますので、使用滴数、頻度に気をつけてください。


【肩こり・腰痛・蚊よけにおすすめの精油】


メディカルアロマをもっと知りたい方へ

精油の心地よい香りを楽しむことで、自律神経やホルモン、免疫の働きにも影響を与え、心と身体のバランスを整える力を持っています。

さらに植物の成分を理解することで、薬を使う一歩手前のケアとして、日々の暮らしの中でとても頼もしい存在になります。

風ら花では、精油を香りとして楽しむ使い方と、成分と作用から理解する「メディカルアロマ」としての使い方の両方から、精油を丸ごと有効活用する方法をお伝えしています。

自己流だと、どうしても判断に迷って、濃度を控えめにしてしまいがち。

疑問をその場で確認しながら学ぶことで、精油の力を安心して引き出せるようになります。

精油が、より深く、あなたの暮らしに応えてくれるようになります。

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