防腐剤のパラベン、フェノキシエタノールが恐いあなたへ


ラベンダーと手作りクリームが入ったハート型ガラス容器の写真

自然志向や健康意識が高い方が特に気にされる「パラベン」「フェノキシエタノール」。

あなたも化粧品に含まれる防腐剤が気になっていますか?

化粧品の安全性を判断するためには、噂ではなく“正しい知識”がとても大切です。

防腐剤はなぜ必要なのか

化粧品は微生物の“ご馳走”

化粧品にはお肌の栄養となる成分が豊富に含まれています。
これは同時に、微生物にとっても大好物です。

空気中・手指・容器内部など、微生物はどこにでも存在します。
防腐対策のない化粧品は、開封後わずか1週間程度で雑菌だらけになることもあります。

雑菌が増えた化粧品を肌に塗ることは、かえって大きな刺激やトラブルの原因になります。
そのため、使い切りタイプでない限り、防腐対策は欠かせません。

パラベンとフェノキシエタノールの違い

パラベンとは

正式名称は「パラオキシ安息香酸エステル」。
少量で幅広い微生物に対応でき、長年使われてきた安定した防腐剤です。

化粧品に使用される濃度(0.1〜0.5%)では、発がん性や強い刺激性を示すデータは確認されていません。

ただし、アレルギーがある方は使用を避ける必要があります。

フェノキシエタノールとは

「玉露」から見つかった成分をもとに作られた抗菌成分で、自然派化粧品でよく使われます。

実際にはほとんどが合成で、天然成分そのものではありません。

パラベンより防腐効果が弱いため、単独では高濃度が必要になる場合があります。

ただし、風ら花がフェイシャルトリートメントで使用しているバイオラブのように複数の天然成分と組み合わせて低濃度で使用し、安全性を確保している処方もあります。

パラベン・フェノキシエタノール以外の防腐成分

大量アルコール配合のリスク

「パラベン不使用」をうたう商品の中には、防腐の代わりにアルコールを大量配合しているものがあります。

しかし、アルコールの過剰使用はお肌のバリア機能を壊す可能性が高く、こちらの方がリスクは大きいこともあります。

新しい防腐素材の不確実性

最近登場した“天然由来防腐剤”は歴史が浅く、長期の安全性データが十分でない場合があります。

「パラベン不使用=安全」ではない理由がここにあります。

天然エキスによる防腐の誤解

青紫の花を咲かせたローズマリーのハーブ。

ローズマリーエキスは高濃度が必要

天然のローズマリーエキスなどを防腐に使う化粧品もありますが、効果を出すには高濃度が必要になり、敏感肌には強い刺激になる場合があります。

天然=安心ではなく、自然界には強い毒性を持つ成分も多く存在します。
正しい知識を持つことがとても大切です。

正しく知れば、化粧品選びはもっと楽になる

パラベンやフェノキシエタノールは長い使用実績があり、多くの研究データが存在するため、適切な濃度であれば安全性が確保されています。

大切なのは、

  • 防腐剤の有無だけで判断しない
  • メーカーが誠実に研究・品質管理を行っているか
  • お客様の肌を守るための理念があるか

という視点です。

過剰に恐れると、かえって刺激の強いものやデータの少ない成分を選んでしまうこともあります。

風ら花でお伝えしていること

風ら花では、

  • バイオラブ化粧品のご相談
  • 正しい成分知識
  • 肌に合う化粧品の選び方
  • アロマ化粧水など手作りコスメの指導
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などを通して、あなたのお肌に合った安全な方法をお伝えしています。

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