
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の余韻
あっという間に2018年も最後の月となりましたね。
伝説のバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの人生を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』。
周囲の評判を受けて観に行ったところ、観終わったあとに静かに広がる余韻が心に残りました。
映画の中では涙まではいかなかったものの、日が経つごとに胸の奥でじわじわと広がっていくものがあり、フレディ本人の人生をもっと深く知りたくなりました。
フレディが教えてくれた人生の指針
自分を信じて進む強さ
「その出っ歯では無理だろ」と否定されたとき、フレディは「歯が出ている分、口の中が広いから音域が広いんだ」と返したそうです。
華奢な指をからかわれても「将来は芸術家になる」と言い返すなど、他者の声に負けずに自分の可能性を信じ続けました。
これは、NLP(神経言語プログラミング)でいう“リフレーミング”手法そのものだと感じました。
視点を変えることで、同じ出来事がポジティブな意味や価値を持ちはじめる──フレディは、それをごく自然に行っていた人なのだと思います。
家族を大切にする深い愛情
母の誕生日には必ず会いに行き、亡くなる年にも体調が悪い中でお花を贈り「埋め合わせはさせてね」と電話。
病状が重い時期でも、家族への深い愛に満ちていました。
プロとしての誇り
エイズと診断され、痛みに耐えながらも、自暴自棄になることなく、「表現すること」を生きがいとしてステージに立つ姿勢を貫きました。
最後まで自分の人生を舵取りしていた
フレディは落ち込むのではなく、残された人生を「生き生きと生き切る」ことを選びました。
「過ちは自分で償うしかない。残された時間を楽しく過ごそうと思った」という言葉に、静かな覚悟を感じます。
好奇心旺盛で、楽しいことに素直
“すべきこと”よりも“ワクワクすること”を選び、そのエネルギーが周囲を惹きつけていました。
正直でまっすぐ
ワンマンな部分もありますが、嘘のないまっすぐな姿勢に人としての魅力を感じます。
相手の自由を尊重する愛
恋人ジム・ハットンに病気を伝えたときの「ドアは開いている。出ていってもいいよ」は、
相手の自由を尊重する深い愛を感じさせる言葉でした。
非凡な才能と包容力
移り気で繊細でありながら、圧倒的な才能と芸術性で多くの人を魅了し続けたフレディ。
周囲の証言からも「愛すべき存在」であったことが伝わってきます。
あなたの心に残った“フレディ”はどんな人?
まだご覧になっていない方は、ぜひ映画やインタビュー映像などもご覧になってみてください。
きっと人生のヒントになる視点が見つかるはずです。
フレディを精油のブレンドで表現すると
私自身が感じたフレディ像を、精油のイメージで表現してみました。
ローズ 1滴(愛)
イランイラン 1滴(魅力)
マジョラム 1滴(繊細さ)
タイム 1滴(まっすぐな強さ)
あなたなら、どんな精油の組み合わせが浮かびますか?




