
アロマとの出会いは1999年
アロマとの出会いは1999年。
仕事としては1999年にセラピストとして精油と出会い、2001年より本格的に講師としての活動を始めました。
朝起きてから寝るまで、仕事はもちろん、プライベートでも、いつも何らかの形で精油が私の生活の中にあります。
振り返れば、前職のインテリアの仕事よりも、精油と歩んできた年月のほうがずっと長くなりました。
「早めの対処」が当たり前だった子ども時代
私の母は薬剤師でした。
幼少期から、風邪をひくとすぐに薬や病院で対処する家庭で育ち、喉が弱かった私は、うがい薬を使うのも日常の習慣でした。
ただ、症状は治まっても、どこか生命力が落ちるような違和感があり、「治っているはずなのに元気が戻らない」という感覚をずっと抱えていました。
常在菌のことを教えてくれたお医者さまの言葉
29歳の頃、咳のつらさで病院を受診した際、医師から
「うがい薬を使いすぎて常在菌まで弱っているのかもしれません。お茶でうがいをしてみてください」
と言われました。
そのひと言が、私の中の“当たり前”を揺らし、薬での早めの対処が必ずしも身体全体を守るわけではないのだと気づくきっかけになりました。
ケモタイプ精油との出会い
そんな時にセラピストをしていた職場で出会ったのが「ケモタイプ精油」でした。
初めて使った瞬間、身体の反応が明らかに違いました。
- しんどくならない
- 細胞が活性化するような心地よさ
- 身体が喜ぶ感覚
そして、困っていた喉の不調が改善していくのを実感したのです。
この経験が、「なぜこうなるのか?」という探究心につながり、メディカルアロマを本格的に学び始める原動力になりました。
成分重視の時代から、香りの力に気付いた時期へ

学び始めた頃は、成分を中心に「この症状にはこの精油」といった使い方で、さまざまな不調に対処し、その効果を楽しんでおりました。
しかし、長く精油を取り入れているうちに
香りそのものが身体や心の深い部分に届いていると実感できる出来事が増えていきました。
たとえば、更年期の頃。
急にローズの香りを強く求めるようになり、深く吸い込んでいると、しばらく止まっていた生理が再び来たことがありました。
この経験によって、
「香りは本能に働きかける」「身体が必要な香りを本能的に求める」という仕組みが、より明確に“体感としても腑に落ちる”ようになりました。
香りに対する感受性が開いてきたことで、
身体が必要とする精油を自然に選び取れるようになっていったのだと感じています。
精油の多面性を伝えたい
精油には、データとして根拠を持つ側面と、使う人だけが感じる感覚的な側面の両方があります。
だからこそ、数十年経った今でもまったく飽きることがありません。
- 成分で理解する
- 香りで感じ取る
- 身体と心の両方に届く
精油の持つ多様な表情を知るほど、植物の奥深さに魅了され続けています。
アロマを学ぶ前のあなたへ
講座では、精油を「ただの道具」としてではなく、かといって“ふんわり癒しだけ”の存在としてでもなく、
植物の力と理論の両面を理解しながら、その方に合った心身のバランスを整える方法としてお伝えしています。
植物を深く好きになり、精油の長所を最大限に生かせる方が増えていくことを願って、これまで私自身が学んできたことを丁寧に余すことなく、お伝えしております。
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