
秋の深まりとともに感じる“温かさ”の大切さ
ようやく気温も下がり、木々が色づいてきて秋を感じる季節になりました。
身体も心も温かさを求めるようになる時期ですね。
先日、風ら花の卒業生さんが、お庭で育てた柚子を届けてくださいました。
さっそく、ゆず湯とゆずティーで使わせて頂き、外からも内側からもポカポカに。
自然を生活に取り入れられる豊かさに、心が満たされました。
柚子は冬至のゆず湯に使うなど、日本人にとって昔から馴染みのある植物です。
西洋のハーブよりも、どこかDNA的にしっくりくる安心感があるのかもしれません。

ゆず:ミカン科果皮から得られる芳香成分
精油の仲間たち
ゆずの香りは、精油のオレンジ・スィート、レモン、グレープフルーツと同じく
ミカン科の果皮 から採取される香りです。
お風呂に入れる場合、実をそのまま浮かべるよりも、皮を軽くもんだり切ったりして精油成分を引き出すと、香りがより豊かになります。
ただし、皮膚が弱い場合は精油成分がダイレクトに触れると刺激になるため、丸ごと浮かべるだけにしたほうが安心です。
ミカン科精油に共通する成分
ミカン科の果皮精油(ゆず、オレンジ・スィート、レモン、グレープフルーツ)に多いのがモノテルペン炭化水素類 という芳香成分類です。
モノテルペン炭化水素類の作用と特徴
血液やリンパの滞りを流し、抗菌・抗ウィルス作用が期待できるため、全身の巡りを良くして感染症の予防にも役立ちます。
昔から冬至にゆず湯に入る風習があるのも、理にかなっているのですよね。
化学的根拠が分からずとも、動物的直観は必要なものを知っています。
根拠を知ることで、自信を持って伝えられる
風ら花のアロマ講座に学びに来られる多くの方が
「なぜ良いのか説明できるようになりたいんです」
とおっしゃいます。
ナード協会のアロマアドバイザー講座では、感覚だけではなく、
精油成分がなぜ身体に働くのか、その根拠を理論的に学べる のが特徴です。
私自身、20年以上精油と関わりながら、「理論としてのメディカルアロマ」と「言葉で語りつくせない植物の恩恵」
その両方に魅了され続けています。
アロマに興味を持つ“入口”は人それぞれ
アロマに興味を持つきっかけは本当に様々です。
・身体の不調がメディカルアロマで改善した
・香りが心身に変化をもたらした
・植物のエネルギーを感じた
・自然療法に興味があった
どんな入口でも大丈夫。
共通しているのは、「精油の良さの根拠を知りたい」という思いに辿りつくこと です。
ナードアロマテラピー協会の講座に興味がある方へ
ナードアロマテラピー協会の説明会は随時開催しております。
ご希望の場合はご予約をお願いいたします。
香りの心地よさだけでなく、成分と作用を理解して使えるようになるとアロマは日常の中で確かな力となります。





