精油だっていろんな面がある
フランキンセンス精油が気になるあなたへ
フランキンセンスは乳香(ニュウコウ)ともオリバマムとも言われます。
樹皮に傷をつけると白い樹液(乳のような)が染み出ることからこう呼ばれます。
では、今から、フランキンセンスに色んな面があることをお伝えしたいと思います。
ぜひ、よい面を最大限、引き出して頂きたいなと思います。
精油は奥がとっても、深いのです。
精油を深く理解するには
・どんな香りなのか。
・香りによる作用はどうなのか。
・成分は何か。
・成分による効能は何か。
・精油の元となる植物はどんな特徴があるのか。
それらを理解して、初めて、精油が生きてくる、と私は思っています。
あなただって、一面だけしか見てもらえず、「あなたはこういう人。」
って一言で片づけられたら、いかがでしょう?
「こんな面もあって、意外ににこんな面もあって、こんなところがすごくいいところ。」
なんて、理解してもらったりしたら嬉しいですよね?
そして、長所を発揮しやすい環境があったらどうでしょう?
私だったら、相性のよい人と組み合わせてもらえたら、心地よく、自然体でいられます。
得意なところを発揮できるような場面で登場させてもらえると俄然やる気がでます。
だから、精油にもそんな環境を与えてあげたい。
だって、精油は植物から採った命あるものなのですから。
私はあなたにもそれをお伝えしたいのです。
フランキンセンスの香り
NARDケモタイプ精油辞典には
わずかにレモン様でフルーティなハーバル調の香りです。 心を落ち着かせてくれます。 オリエンタル調の香水に重要 |
と記載されてます。
ほとんどのサイトでは神秘的な香りと表現されていますね。
ワタクシが感じる印象を例えるならば
静かな教会で神父さんが通った後に感じる神聖な空気感をイメージできるような香り。
高い次元に引き上げてくれるような香り。
異空間にタイムスリップするような香り。
要するにオレンジやレモンなどのようにシンプルな香りではありません。
ローズのように女性的でもなく、どちらかというと中性的か品格のある男性的。
そんな、香りの特徴を生かして
フランキンセンスは香りとして瞑想にお勧めな精油です。
散漫な意識が落ち着き、集中できる香りです。
ぜひ、あれこれ雑念が湧いてしまって止まらないなんて時に使ってみて下さいね。
上の写真は2種類のメーカーのフランキンセンス。
どちらもソマリア産ですが、結構、違います。
あなたがしっくりくるメーカーの香りを選ばれるとよいですね。
新約聖書にキリストの誕生の際、東方の使者が持参した貢物の一つとして記されていたり
古くから、宗教儀式の瞑想の際に使われてきた、芳香植物としては歴史のあるものです。
フランキンセンスの成分
成分はモノテルペン炭化水素類が約80%含まれています。
この成分はリンパや血液の流れを促す働きがあります。
また、森林の空気中に含まれる成分なので森林浴効果も期待できます。
そして、風ら花ではフェイシャルトリートメントでよく使用する精油の1つです。
リンパや血液の流れに働きかけるので、老化予防や乾燥肌の方に効果的。
もちろん、ボディートリートメントにも使います。
デトックスをしたいとき。
強壮作用のあるαピネンも含まれていますので、疲労回復に。
フランキンセンスの植物
樹高3~7m
白か薄い紅色の小さな花を咲かせます。
とてもかわいいです。
産地はソマリア(東アフリカ)、スペイン
この植物からあなたはどんな印象を受けますか?
自由に感じてみて下さい。
私は小さいながらも、パワフルさと粘り強さを感じます。
そんなエネルギーをこの精油からはもらえるのではないでしょうか?
精油はほんとに、奥が深い。
だから、20年、アロマテラピーに携わっていても飽きません。
そして、植物の生きたエネルギーがつまった精油に触れていると、心が豊かになっていきます。
よく、説明会にいらっしゃる方がよく、覚えることがいっぱいで大変そうと
おっしゃられるのですが、1つ、1つの個性ある精油を生き物だと思って接すると、覚えるというよりも自然に特徴がイメージとインプットされてきます。
そして、ナードのレッスンはただの暗記ではなく、理由があり、理論がしっかりしているので理解しやすいです。
もし、ご興味がございましたら、説明会にいらしてください。
楽しい、アロマテラピーのお話をしましょう。