ジャスミン精油の効能と使い方|幸福感と官能性の香り


ジャスミン(Jasminum officinalis/オフィシナリス)の白い花を近距離で撮影した写真。背景のピンクが柔らかくぼけ、花の繊細さが際立っている。

横浜アロマスクール【風ら花】がお届けする、精油の深い魅力に迫るシリーズ。

今回は「幸福感と官能性の精油」といわれるジャスミンに焦点を当ててご紹介します。

濃厚で甘く、どこか神秘的な精油の芳香が特徴で、心を高揚させると同時に深い安心感をもたらしてくれます。

古くから「花の王」「夜の女王」とも呼ばれ、女性の心と身体に寄り添う精油として大切にされてきました。
この記事では、ジャスミン精油の効果や使い方、注意点まで詳しくご紹介します。

精油プロフィール

学名:Jasminum officinale
科名:モクセイ科
抽出部位:花
抽出方法:溶剤抽出法(アブソリュート)
主な産地:エジプト、インド、モロッコ

風ら花が使用しているプラナロム精油の中で、ジャスミンは、水蒸気蒸留法では採油できない精油のため、唯一、溶剤抽出法によって得られる精油です。

植物としての特徴

ジャスミンはモクセイ科に属するつる性または低木性の植物で、白く可憐な花を咲かせます。
特に夜になると強く芳香を放つことから「夜の女王」とも呼ばれています。

花は非常に繊細で、日の出前の涼しい時間帯に一輪ずつ手摘みで収穫されます。
大量の花からアブソリュートとして得られる量はわずかであるため、ジャスミン精油は非常に貴重で高価な精油のひとつです。

歴史や文化背景

古代インドでは、ジャスミンは神に捧げる神聖な花とされ、寺院や結婚式の装飾に用いられてきました。
愛と純潔、女性性の象徴として扱われてきた歴史があります。

エジプトやアラビアでは、官能性と癒しを象徴する植物として香油や香料に利用されてきました。
フランスでは香水文化の中心的な原料となり、「香りの女王」ならぬ「精油の女王」とも称される存在となりました。

精油の芳香の特徴

甘く濃厚でエキゾチックなフローラル調の精油の芳香。
緊張をほどき、幸福感や自信、女性らしさを引き出す精油といわれています。

心が沈んだときや、自己肯定感を取り戻したいときに、深く寄り添う精油です。

芳香成分類と主な作用(多い順)

  • エステル類(酢酸ベンジルなど)
    鎮静作用、神経バランス調整など
  • ジテルペンアルコール類
    ホルモン様作用、強壮作用など

これらの成分によって、不安や緊張を和らげ、心を高揚させながらも、深い安らぎや眠りをもたらします。

ジャスミン精油の禁忌・注意事項

香りが非常に強いため、少量で使用してください。
溶剤抽出法の精油であるため、高濃度での使用は避け、必ず希釈して用いてください。

また、皮膚への塗布よりも、芳香としての利用をおすすめいたします。

誘眠作用があるため、集中力を妨げる可能性があります。
車の運転前の使用には十分ご注意ください。

NARDアロマスクール認定校の講師からのコメント

ローズとジャスミンは、精油の中でも特に高価で特別な存在です。
香りの好みも、「ローズ派」と「ジャスミン派」に分かれるように感じています。

あくまで私自身の印象ですが、ローズを好まれる方は、どこか品格があり、女性らしさややさしさを大切にされている方が多いように感じます。

一方で、ジャスミンを好まれる方は、個性が際立ち、自分らしさを大切にされている印象があります。

プラナロム社のローズ精油は水蒸気蒸留法で抽出されているため、溶剤抽出法の精油に比べると香りは比較的やさしく、日常にも取り入れやすい印象です。

それに対してジャスミンは、溶剤抽出法ならではの濃厚さとエキゾチックさを併せ持ち、どこか開放的で、感情の奥深くに働きかけるような香りだと感じています。

イメージとしては、ローズはヨーロッパ系の美しさ、ジャスミンはアジア系の美しさ。

また、ローズは朝に香りを放ち、ジャスミンは夜に強く香る花であることからも、ジャスミンにはより自由で官能的なエネルギーがあるように思われます。

これはあくまで私個人の感覚ですが、香りを通して、その方の内面や魅力とリンクする瞬間を、これまで何度も目にしてきました。

精油として抽出できるジャスミンにはいくつかの種類があり、ジャスミン茶の香り付けに使われているジャスミン(Jasminum sambac)とは、今回ご紹介しているジャスミン(Jasminum officinale)は異なります。

ジャスミンの種類や香り・作用の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ジャスミン精油3種を徹底比較|学名・香り・効果から選ぶ

ジャスミン精油の使い方

ジャスミン精油は、基本的には芳香浴・スプレーなどの芳香としての使用がおすすめですが、必ず希釈してトリートメントオイルなどにも活用できます。

気持ちが沈んだときや、自信を取り戻したいとき、リラックスしたいときや眠れないときにおすすめです。

風ら花おすすめ処方

心を満たす幸福スプレー

  • ジャスミン 1滴
  • イランイラン 1滴
  • オレンジ・スィート 3滴
  • 乳化剤 数滴
  • 精製水 20ml

【作り方】

  1. 精油をビーカーに必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.に乳化剤を入れて混ぜます。
  3. 2.に精製水を入れて混ぜます。
  4. 20mlのスプレー瓶に入れてよく振って使います。

【使用方法】

よく振ってから、空間やハンカチなどにスプレーしてください。

女性の心と身体を整えるブレンドオイル(1回分)

  • ジャスミン 1滴
  • ローズ 1滴
  • ゼラニウム・エジプト 1滴
  • ホホバ油 5ml

【作り方】

  1. ビーカーに精油を必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.にホホバオイルを入れて混ぜます。
  3. 2.を5ml遮光瓶ボトルに入れます。

【使い方】

朝・晩に胸元やお腹に塗布してください。

まとめ

ジャスミン精油は、幸福感と官能性を併せ持ち、心を癒しながら女性本来の輝きを引き出してくれる精油です。
その効果や使い方を知ることで、日常の中でより安心して取り入れることができます。


【関連記事:精油シリーズ】


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