
アロマスクールの生徒さんやエステ・アロマトリートメントのお客様から、前回の記事「幸せになるためのヒント~信念を変える~」のご感想を頂き、とても嬉しくなりました。
今日は、その続きとして、あなたが幸せに生きるために、欠かせない大切なことを「あるがままの自分を生きていく インディアンの教え (松木正 )」を参考にしながら、もう少しご紹介したいと思います。
あなたは、どんな自分も受け入れられていますか?
あなたは、上手くいっている時の自分だけでなく、
「いけてない自分」「やってしまった自分」「弱い自分」
そんな姿も含めて、すべて受け入れられていますか?
自己肯定感とは、自分の存在そのものに “それでいい” と言える力 のこと。
決して、開き直りや言い訳ではありません。
反省が必要な場面はもちろんあります。
でも、だからといって自分の価値まで否定したり、存在を責める必要はないのです。
どんな自分も丸ごと受け止めてはじめて、改善や成長のためのエネルギーが湧いてくる。
私はそう感じています。
書籍で語られていた “心が根を伸ばす条件”
ここからは、
『あるがままの自分を生きていく インディアンの教え』に書かれている内容を、私の言葉で要約した“要点” をご紹介します。
存在をそのまま受け入れてもらえる安心感
本の中では、人が深く傷つく根っこには
- 無視されること
- 否定されること
- 受け止めてもらえないこと
といった “存在の否定” による痛み があると語られています。
その反対に、あるがままの自分を受け入れてもらえた時、人はいくつになっても心の根が伸びていく。
安心して大地に根を下ろした時のような感覚は、誰もが本能的に求めている安心感なのだと思います。
涙や笑いは、心の鎧を外す力
本では、ラコタ族の人々の言葉として
「涙や笑いは魂を自由にする」
という教えが紹介されています。
大人になるほど、私たちはたくさんの “鎧” を身につけます。
けれど、涙や笑いはその鎧を緩め、心を自由に戻してくれる——
そんな力があるのだと書かれていました。
心の中の“コインの財布”という例え
本の中で印象的だったのが、心の中にあるという
「プラスのコイン」と「マイナスのコイン」の財布 の例えです。
- 共感してもらえた時 → プラスのコイン
- 無視・否定・受け止めてもらえなかった時 → マイナスのコイン
人は、コインが多い方を自然と“使ってしまう”。
幼い頃からマイナスのコインが溜まっていると、どうしてもマイナスの出来事を引き寄せやすくなる。
特に 長女はマイナスのコインをためやすい とも書かれていました。
本音を言えず「いい子の仮面」をかぶり、寂しさや怒りを飲み込んで育つことが多いからです。
だからこそ、人からの温かな言葉・共感・受容によってプラスを満たしていくことが大切だと、本では繰り返し語られています。
自己肯定感が低いと起こりやすいこと
もしあなたが、
「○○ができている時だけ自分を認められる」
という “条件付きの自己肯定” をしているなら、○○がなくなるたびに価値が揺らぎ、不安定になります。
外側の出来事に気持ちが振り回され、安心感や幸福感が続かなくなってしまうのです。
実は、昔の私がまさにそうでした。
昔の私は “自信の源” を外に求め続けていた
受験、資格、英会話、スキル……
何かを達成すれば自分を肯定できると思い込み、“鎧のような自信” を必死で積み重ねていました。
でも、ひとつ上手くいかないことが起きるだけで、その鎧は崩れる。
どれだけ資格を取っても満たされない——
そんな時期がありました。
自己肯定感を育てて変わったこと
10年前から自己肯定感に向き合い、少しずつ育てていく中で、
私は以前よりずっと、どんな自分も、存在そのままでOK
と思えるようになりました。
パートナーにも素直な気持ちを伝えられるようになり、期待した反応が返ってこなくても、感情の回復がとても早くなりました。
まず“決断・宣言すること”から始めよう
もし今あなたが、
- どんな自分も受け入れられていない
- 感情に振り回されて疲れてしまう
と感じているなら——
今日から、「どんな自分も受け入れる」と決めてみてください。
その小さな決意が、確実に毎日を変えていきます。
プラスのコインを増やす習慣を
本でも語られていますが、“プラスの行動・共感・受容” は心の栄養になります。
周りの人に受け入れてもらえるのが理想ですが、いちばん手軽にできるのは、まず自分が自分に与えること。
どんな感情でも否定せず、そのまま受け入れてあげる。
マイナスのコインが溜まっている時こそ、受け入れて・受け入れて・受け入れ続ける。
この積み重ねがあなたを変えていきます。
今後も、みなさまのプラスのコインが増えていくような記事をお届けしてまいりたいと思います。



