
横浜アロマスクール【風ら花】がお届けする、精油の深い魅力に迫るシリーズ。
今回は「感染症対策や肌トラブルのケアに役立つ精油」として知られる
ティートゥリー精油に焦点を当ててご紹介します。
シャープで清潔感のある薬草っぽい香りが特徴で、空気を浄化するような印象を持つ精油です。
強い抗感染作用と免疫調整作用を持つことで知られ、風邪やインフルエンザの流行時期の芳香浴や、肌トラブルのケアなど、家庭の薬草薬箱には無くてはならないお役立ち精油です。
アロマテラピーを学び始めると最初に登場する精油のひとつで、メディカルアロマを実践するうえでも欠かせない存在です。
この記事では、ティートゥリー精油の効果や使い方、注意点まで詳しくご紹介します。
精油プロフィール
- 学名:Melaleuca alternifolia
- 科名:フトモモ科
- 抽出部位:葉
- 抽出方法:水蒸気蒸留法
- 主な産地:オーストラリアなど
植物としての特徴
ティートゥリーはフトモモ科の常緑低木で、オーストラリア原産の植物です。
細く柔らかい葉を持ち、木全体から強い芳香を放つのが特徴です。
自然界では湿地帯や水辺に自生することが多く、生命力の強い植物として知られています。
ティートゥリーの葉には抗菌・抗真菌作用を持つ成分が多く含まれており、植物自身が微生物から身を守るための力を備えています。
この植物から水蒸気蒸留法で抽出したものがティートゥリー精油です。
歴史や文化背景
ティートゥリーは古くからオーストラリアの先住民アボリジニによって利用されてきました。
彼らは葉を砕いて傷口に当てたり、蒸気を吸入することで呼吸器の不調をケアしたりと、生活の中で活用していたといわれています。
18世紀、イギリスの探検家キャプテン・クックがこの植物を見つけ、葉を煮出してお茶のように飲んだことから「ティートゥリー」という名前がついたとされています。
その後、抗菌作用の高さが注目され、医療や家庭のケアに広く利用されるようになりました。
香りの特徴
スッキリとしたシャープな香りで、清潔感のある印象を与える香りです。
空気を浄化するような感覚があり、気分をリフレッシュさせてくれます。
集中力を高めたいときや、風邪の流行時期の芳香浴におすすめです。
芳香成分類と主な作用(多い順)
- モノテルペン炭化水素類(γ-テルピネンなど)
抗ウィルス作用、抗炎症作用など - モノテルペンアルコール類(テルピネン-4-オールなど)
抗感染作用、免疫調整作用など - 酸化物類(1,8-シネオールなど)
去痰作用、呼吸器サポートなど
これらの成分により、感染症予防や感染性の皮膚トラブルのケア、免疫力サポートなどに役立ちます。
ティートゥリー精油の禁忌・注意事項
比較的安全性が高い精油とされていますが、原液での使用は刺激になりますので注意が必要です。
皮膚に使用する場合は植物油などで希釈して使用してください。
また、敏感肌の方は事前にパッチテストを行うことをおすすめします。
NARDアロマスクール認定校の講師からのコメント
ティートゥリーはアロマテラピーでは欠かせない精油です。
抗菌・抗ウイルス・抗真菌など幅広い微生物に作用を持つため、風邪の季節や肌トラブルのケアなど、さまざまな場面で活躍します。
私自身も、アロマテラピー歴の中でずっとお世話になっている、風邪を引きやすかった私が何度も助けられた無くてはならない精油です。
私が風邪を引きにくくなったのもティートゥリーのおかげと言っても、過言ではないくらいです。
旅先にも必ず持っていきます。
コロナ禍では手の消毒用スプレーにも大活躍でした。
風邪を引きやすい方は、まずはティートゥリーの使い方の習得から始められても良いかもしれません。
ティートゥリー精油の使い方
ティートゥリー精油は、芳香浴・スプレー・トリートメントオイルなど幅広く活用できます。
感染症対策や肌ケアに役立つレシピをご紹介します。
風ら花おすすめ処方
空気浄化アロマスプレー
- ティートゥリー 2滴
- ユーカリ・ラディアタ 2滴
- ホーウッド 3滴
- 乳化剤 数滴
- 精製水 20ml
【作り方】
- 精油をビーカーに必要滴数入れてブレンドします。
- 1.に乳化剤を入れて混ぜます。
- 2.に精製水を入れて混ぜます。
- 20mlのスプレー瓶に入れてよく振って使います。
【使用方法】
よく振ってから、空間やマスク、ハンカチなどにスプレーしてください。
肌トラブルケア用オイル(1回分)
- ティートゥリー 1滴
- ラベンダー・アングスティフォリア 1滴
- ホホバ油 5ml
【作り方】
- ビーカーに精油を必要滴数入れてブレンドします。
- 1.にホホバオイルを入れて混ぜます。
- 2.を遮光瓶ボトルに入れます。
【使い方】
気になる部分に少量塗布してください。
まとめ
ティートゥリー精油は、感染症対策や肌トラブルのケアなど、日常生活の中で幅広く役立つ精油です。
その作用や使い方を知ることで、家庭のセルフケアに安心して取り入れることができます。
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精油は、香りとして楽しむだけでなく、自律神経やホルモン、免疫の働きにも影響を与え、心と身体のバランスを整える力を持っています。
さらに植物の成分を理解することで、薬を使う一歩手前のケアとして、日々の暮らしの中でとても頼もしい存在になります。
風ら花では、精油を香りとして楽しむ使い方だけでなく、成分と作用から理解する「メディカルアロマ」としての使い方、そして精油を丸ごと有効活用する方法を学べるレッスンを行っています。
それが可能になるのは、薬剤師の母を持つ講師自身が、長年の実践と経験をもとに丁寧にお伝えしているからです。

メディカルアロマを体系的に学びたい方は、こちらの講座もご覧ください。




