出生図・進行図・トランジット
未来を読むとき、占星術では主に３つの図を重ねて分析します。
- 生まれた瞬間の出生図（ネータル）
- 出生図をある法則に沿って動かした進行図（ダイレクション・1日1年法）
- その時々の天体の動き（トランジット）
この３つの円を重ねることで、天体同士がどんな角度を作り、どんな影響が動きやすい時期なのかが見えてきます。
この３つの円を重ねて読む方法を、占星術では「三重円」と呼びます。
■ ネータル（出生図）
あなたの「人生の設計図（DNA）」であり、取扱説明書のようなもの。
人生全体のテーマ、可能性、得意分野、適職、恋愛、結婚、金運、無意識のクセなどが分かります。
■ ダイレクション・1日1年法（進行図）
生まれたときの運勢を、人生の進行に伴って動かした図です。
その時期にどのテーマが動きやすいのか、どんな方向に意識が向いていくのかが見えてきます。
■ トランジット（現在の天体の動き）
今この瞬間の天体の状態。
どの星が、あなたのどの領域を刺激しているのか、日々のリズムのヒントになります。
三重円で“過去・現在・未来の傾向”が見えてくる
トランジットの天体同士の関係は全体に影響する動きですが、それがあなた個人にどのように作用するのかは、出生図と重ねて初めて分かります。
たとえば、トランジット太陽と木星が調和していたとしても、
同じタイミングで、木星があなたの太陽と緊張の角度を作っていれば
- やりすぎ
- 判断の過剰
- 期待しすぎ
など注意が必要な読み方になります。
“何が起こるか”ではなく
“どう活かすか・どう気をつけるか”
ここが未来予測の本質です。
占星術を何のために使うのか
チャンス期が見えているなら、そこに向けて準備しておく。
本領発揮できるよう整えておく。
慎重さが必要な時期なら、
天気予報を見て日傘を持つように、無理をしない選択をする。
占星術は、
運気に振り回されるのではなく、
自分の意思で舵を取るための道具です。
風ら花での読み解き
風ら花では、1回目のセッションで
出生図に刻まれた膨大な情報——
あなたの人生の地図であり、オンリーワンの取扱説明書をていねいにお伝えします。
2回目以降は、ネータル・ダイレクション・トランジットを立体的に重ね、
今どんな流れにいるのか、そして近い未来がどんな質を持つのかを読み解くことを基本としております。
