プチグレン精油の効能と使い方|心の緊張をゆるめ自律神経を整える精油


プチグレン精油の原料となるビターオレンジの葉(Citrus aurantium)

横浜アロマスクール【風ら花】がお届けする、精油の深い魅力に迫るシリーズ。

今回は「心の緊張をゆるめ、自律神経のバランスを整える精油」として知られるプチグレン精油をご紹介します。

爽やかな柑橘の中に、ほのかなグリーン調とウッディな落ち着きを感じる香りが特徴で、心を静かに整えてくれるような印象の精油です。

精神的な緊張や不安を和らげる働きがあり、ストレスケアや就寝前のリラックスタイムなどにも役立つ精油です。

ネロリやビターオレンジと同じ植物から得られる精油で、比較的手に取りやすい価格でありながら、心身を整える作用に優れているため、アロマテラピーではよく使われる精油のひとつです。

この記事では、プチグレン精油の特徴や使い方、注意点まで詳しくご紹介します。

精油プロフィール

  • 学名:Citrus aurantium
  • 科名:ミカン科
  • 抽出部位:葉
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主な産地:パラグアイ、イタリアなど

植物としての特徴

プチグレンはミカン科の常緑樹であるビターオレンジの葉から抽出される精油です。

同じビターオレンジの花から抽出されるものがネロリ、果皮から圧搾抽出されるものがビターオレンジ精油であり、同じ植物から異なる部位でそれぞれ異なる香りと作用を持つ精油が得られるのが特徴です。

プチグレンは葉から抽出される精油で、爽やかさの中に少し苦みのある、少し癖のある香りを持っています。

樹木としては温暖な地域で育ち、地中海沿岸や南米などで広く栽培されています。

歴史や文化背景

プチグレンという名前はフランス語で「小さな粒」を意味します。 もともとはビターオレンジの未熟な小さな果実から抽出されていたことが由来とされています。 しかし現在では、主に葉から精油が抽出されることが一般的です。

ヨーロッパでは古くから香水の原料としても使われており、ネロリやベルガモットなどとともに、柑橘系の香りを支える重要な精油のひとつとして知られています。

香りの特徴

爽やかさの中に少し苦みのある、少し癖のある香りです。 心の緊張をゆるめてくれ、ストレスを感じているときや、気持ちを落ち着かせたいときにおすすめです。 就寝前の芳香浴やリラックスタイムにもよく使われます。

芳香成分類と主な作用(多い順)

エステル類(酢酸リナリルなど)

  • 鎮静作用
  • 自律神経調整作用など

モノテルペンアルコール類(リナロールなど)

  • 抗感染作用など

モノテルペン炭化水素類(リモネンなど)

  • うっ滞除去
  • 抗炎症など

これらの成分により、ストレス緩和、緊張の緩和、睡眠サポートなどに役立つとされています。

NARDアロマスクール認定校の講師からのコメント

プチグレンは、苦みのある少し個性的な香りの精油ですが、緊張が強い時、不安な時、眠れない夜のお供に心強い精油です。

手首や胸元に塗布して、香りを呼吸とともにゆっくりと取り込むと、徐々に高まった心拍数や血圧が落ち着いてくるのが分かります。

同じ植物なのに、抽出部位によって全く違う香りの精油がとれるって不思議ですよね。

私は習いたての時、それを知って植物の不思議に魅せられました。

成分的にも比較的刺激が少なく、とても使いやすい精油の一つかと思います。

受講生でも初めに説明会にいらしたとき、とても緊張していらしたのでプチグレンをおすすめしたところ、20年以上たった今でもお気に入りの一つとして使ってくださっています。

プチグレン精油の禁忌・注意事項

比較的穏やかな精油ですが、皮膚に使用する場合は、植物油などで希釈して使用してください。

敏感肌の方は、事前にパッチテストを行うことをおすすめします。

また、柑橘系の果皮から圧搾抽出した精油の中には光毒性を持つものがありますが、プチグレンは葉から水蒸気蒸留で抽出されるため、光毒性の成分は抽出されません。

プチグレン精油の使い方

プチグレン精油は、芳香浴・スプレー・トリートメントオイル・バスオイルなど幅広く活用できます。

リラックスや自律神経ケアにおすすめのレシピをご紹介します。

風ら花おすすめ処方

1日の疲れを取るリラックスバスオイル(1回分)

  • プチグレン 2滴
  • ネロリ 1滴
  • オレンジ・スィート 3滴
  • ケンソーバスオイル 5ml

【作り方】

  1. 精油をビーカーに必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.にケンソーバスオイルを入れて混ぜます。

【使用方法】

お風呂に入れてよくかき混ぜて入浴します。

不安で眠れない夜のトリートメントオイル(1回分)

  • プチグレン 1滴
  • クラリセージ 1滴
  • ラベンダー・アングスティフォリア 1滴
  • ホホバ油 5ml

【作り方】

  1. ビーカーに精油を必要滴数入れてブレンドします。
  2. 1.にホホバオイルを入れて混ぜます。
  3. 2.を遮光瓶ボトルに入れます。

【使い方】

肩や首まわり、手首、胸元などのお好きな場所に少量塗布してください。

※クラリセージはクラリセージの記事の使用上の注意をご確認の上、慎重にお使いください。

まとめ

プチグレン精油は、心の緊張をゆるめ、自律神経のバランスを整えるサポートをしてくれる精油です。

日常のストレスケアやリラックスタイムにぴったりですので、香りの特徴や使い方を知っていただき、ぜひ、毎日のセルフケアに取り入れてみてくださいね。


【ミカン科の植物からとれる精油記事】


メディカルアロマをもっと知りたい方へ

精油の心地よい香りを楽しむことで、自律神経やホルモン、免疫の働きにも影響を与え、心と身体のバランスを整える力を持っています。

さらに植物の成分を理解することで、薬を使う一歩手前のケアとして、日々の暮らしの中でとても頼もしい存在になります。

風ら花では、精油を香りとして楽しむ使い方と、成分と作用から理解する「メディカルアロマ」としての使い方の両方から、精油を丸ごと有効活用する方法をお伝えしています。

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